外貨を電子マネーにできるサービス「トラベラーズボックス」を使い倒す 

日本では羽田空港と成田空港に展開している、イスラエル発祥の「Travelers BOX(トラベラーズボックス)」。

同様のサービスは世界各国で生まれているものの、グローバルに展開を行う唯一の企業であるといい、イスタンブールやシンガポール、マニラなど大空港に設置している。頻繁に旅行をしている人なら、黄色で目立つこの機械、使ったことはないが見たことがあるという人もいるのではないだろうか。日本でもTravelers Box Japanを2015年に設立し、2016年に2空港でサービスの展開を開始した。羽田空港国際線ターミナル3階出発ロビー(出国後エリア)と成田空港第1ターミナル本館1階(出国前エリア)に設置しており、国内でも設置場所はさらに拡大する予定だという。

設置を開始したのは2016年の夏で、もうすぐ約1年を迎える。使い勝手に変化はあったのだろうか。実際にサービスを利用してみたのでレポートしたい。

羽田空港では「Travelers BOX」は出国後エリアに設置されており、出国者しか利用できないものの、成田空港では一般エリアに設置されているので、見送りや見学などで訪れた人でも利用ができる。今回はいずれの空港でも利用してみた。

設置場所は第1ターミナル本館1階。到着ロビー階にあり、全日本空輸(ANA)が発着する南ウイングとデルタ航空や大韓航空が発着する北ウイングの間にあるため、人通りが多くない。各銀行のATMがあるエリアと言われればピンとくる人も多いだろう。

対応通貨は、米ドル・ユーロ・人民元・日本円の4種類。米ドルは25セント以上の硬貨と紙幣、ユーロは10セント以上の通貨と紙幣、人民元は5角以上の硬貨と紙幣、日本円は10円以上の硬貨および2,000円札以外の紙幣のみを受け付け、少額の硬貨などは交換できない。

交換先サービスとしては、「Paypal」「Skype」「iTunes」「Prepaid VISA」「Yandex Money」「JD.com」「Prepaid MasterCard」「Amazon.cn」「Neteller」「Skrill」「百度銭包」「Facebook」の12種類が表示されているが、日本人には見慣れないものが多いだろう。「Amazon.cn」は中国、「iTunes」はアメリカ・オーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン・イギリス、「PayPal」はEU諸国・ロシア・ノルウェー・リヒテンシュタイン・アイスランド・バチカン市国のアカウントのみの対応のようで、日本で一般的に使えそうなものは「Skype」「Facebook」「Prepaid MasterCard」「Prepaid VISA」くらいか。

レートを見てみよう。外貨から日本円への交換レートは、10米ドル=1,035.48円、10ユーロ=1,118.89円、100人民元=1,504.28円(取材日レート)だ。単純計算で位をそろえると、1米ドル=103.548円、1ユーロ=118.89円、1人民元=15.0428円で、通常の両替を行うよりもオトクに両替ができる。両替所や銀行では硬貨の両替はできないため、優位性が際立つ。

まずは希望の交換先サービスを選択する。いずれも馴染みがなさすぎるので、とりあえず使い勝手のよさそうな「Prepaid VISA」を選んでみると、メールアドレスを入力する画面が出た。”新規VISAデビットカード申し込み”と表示されているが、ここでカードが発行されるわけではない。

硬貨投入口は2つあり、左側にはユーロ・米ドルと書かれている。右側には特に何も書かれていないが、人民元・日本円用だろう。複数種類の通貨も同時に入れられるようだ。

0.5人民元は0.06米ドルと表示された。「Prepaid VISA」への交換では日本円にはならないらしい(ちなみに先述の表示レートで日本円に換算すれば7.5214円だ)。

“続く”を押すと処理終了画面になった。先ほど入力したメールアドレスにメールが送信されたようだ。エコのため控えの紙が出てこないので、終了画面は撮影しておくようおすすめされる。

届いたメールを確認する。端末画面はやや不自然な日本語で表示されていたが、メールの文面はほぼ英語。”Click here to complete your transaction”のリンクから、処理を完了させる必要がある。操作方法がわからない場合、メール内記載の「support@tbxj.jp」へ空メールを送ると日本語の案内メールが返信される。

居住国を選択して次へ。

メールアドレス入力欄があるが、すでに自分のアドレスが入力されていた。実は設置当初はメールアドレスを再度入力する必要があったが、改善されていて、スムーズになった。

通貨単位の選択欄があり、カナダドルやイギリスポンド、ユーロ、オーストラリアドルにすることもできるようだが、今回は米ドルのままにしておく。ここでは、チェックボックスは、上が”規約に同意するか”下が”Travelers Boxのニュースレターを受け取るか”。

最後に任意のアンケート画面が表示される。”これまでにTravelersBoxについて聞いたことがあるか。YESの場合は、どこで聞いたか”。何度か試してみると、都度アンケート内容が変わるようだった。オプションなので必ずしも入力する必要はない。

以上で完了。2営業日以内にクーポンコードが届くらしい。

2営業日以内と書かれていたが、日曜日にもかかわらず1時間後にクーポンコードが届いた。こちらのメールは全文英語だが、よく見ると”Amount:5.00 USD”と書かれている。先ほどの画面では0.06米ドルだったはずだが、5米ドルになった…?

金額の下にあるリンク先で受け取りが行える。バーチャルVISAのアカウントがある場合はログイン。アカウントを持っていなかったが、リンク先ですぐに作成できた。

画面に従って進めると、無事に5米ドル分のバーチャルカードを受け取ることができた。0.5人民元が0.06米ドルになり、何故か最終的に5米ドルになってしまった。表示レートでそれぞれ計算すると、7.5214円が517.74円になったことになる。約68.8倍だ。ちなみに以上の手順を10円硬貨でも試してみていたのだが、10円は0.08米ドルと表示され、最終的にはやはり5米ドルになっていた。約51.8倍である。「Prepaid MasterCard」も同様だった。

肝心なのは、この「Prepaid VISA」や「Prepaid MasterCard」を”どのように使うか”である。いくつかのギフトコードを合算することはできないため、5米ドルは5米ドルとしてしか使えない。また、いずれも有効期限があるので、うっかりしていると存在を忘れてしまう。

バーチャルカードは対応する店舗も限られており、おすすめなのはAmazonギフトコードをチャージタイプで購入する手法だ。

まずは5米ドルに近いと思われる金額をカートに入れ、クレジットカード番号や有効期限、クレジットカードの名義人の欄に「Prepaid VISA」や「Prepaid MasterCard」で発行された番号を入力する。すると、「クレジットカードの通貨を選択してください。」というあまり見慣れない選択欄が出て来るので、「このクレジットカードの通貨は U.S. Dollar (USD)です」を選択しておく。

そのまま次へ進むと、注文内容の確認画面になる。これで請求額が米ドル建てでいくらになるかがわかる。今回はわかりやすく600円で注文する場合でチャレンジしたが、執筆日のレートでは5.71米ドルになった。これを5米ドルに調整すれば良いだけだ。金額は以下画像の中ほどにある「金額を変更」から変えることができる。

Amazonギフト券の有効期限はチャージ日から1年間なので、数百円単位ならすぐに使い切ってしまうだろう。本だけではなく、生鮮食料品なども購入できるようになったので、筆者はプライム会員でヘビーユーザーなだけにうれしい。

travelersbox4

FacebookやSkypeを選択しても同様のメールアドレス入力画面が表示される。

travelersbox2

travelersbox11

届くメールの内容はどれも同じで、「Click here to complete your transaction」にアクセスすればOKだ。アクセスするのをうっかり忘れていた場合でもリマインドのメールが来る。「@travelersbox.com」「@tbxj.jp」の2つのドメインからのメールの受け取りができるよう、設定しておけば大丈夫だろう。

0.09米ドル相当のSkypeのギフトコードを選択したメールにあるからアクセスすると、まず国名を選択する画面が表示される。

skype1

fb1

あとはコードを入力すれば終わり。Facebookはメール記載のURLから、SkypeはSkypeのホームページから自身のアカウントでログイン後にコードを入力すれば、アカウントに即時反映される。

ちなみに、同じメールアドレスで何度か試してみても、最終的なギフトコードの発行は1回に限られる。メールアドレスを有効に使いつつ色々な検証を行うため、Gメールのアドレスにプラスを付ける手法(「test+●●@gmail.com」の●●部分に任意の英数字を入れる)で、メールアドレスや利用時間を少し変えて試してみたものの、この手法でもギフトコードはまとめて発行されているようだった。

筆者が少し困ったのは、かつて一緒に中国や韓国へ旅行した友人から、余らせた硬貨を含む外貨の交換を頼まれた時。自身のメールアドレスは使えず、普段はLINEやFacebookメッセンジャーでやり取りをしているので相手のメールアドレスはわからず、別のメールアドレスを作る羽目になったことだ。

外貨を交換するという用途以外にも、筆者は海外に行く際に財布の硬貨を整理するために利用している。普段はApple Payやクレジットカードを主に利用しており、硬貨を使うことは職場の自動販売機とはなまるうどんくらい。10円玉がやたら溜まり、海外に行く前に在庫一掃をしたくなるのだ。そういう時に利用し、残りの5円玉や1円玉は空港内のコンビニで募金すると、すっきりした財布で現地の通貨を迎え入れる(?)ことができるので助かっている。

「Travelers Box」は日本人としては交換先サービスが限られるものの、「Prepaid VISA」や「Prepaid MasterCard」を選べば、バーチャルカードとして大抵のネットショップで利用できるようになる。余った外貨の処理は「Travelers BOX」とバーチャルカードの組み合わせが最強だろう。

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