てるみくらぶ被害者の会発足、民事訴訟など準備

経営破綻した旅行会社のてるみくらぶに旅行を申し込み、支払った旅行代金の返金が受けられない旅行者らが「てるみくらぶ被害者の会」を結成した。4月23日に東京都内で記者会見を行い、設立を発表した。

てるみくらぶの旅行者に対する債務は約99億円となる見通しで、申込件数は36,000件。てるみくらぶが日本旅行業協会(JATA)に納付している弁済業務保証金分担金2,400万円の5倍に相当する1億2,000万円が弁済原資となるため、旅行者への弁済率は約1%となる見通し。

てるみくらぶ被害者の会は、旅行代金の支払いを済ませた20歳代の男性が発起人となり設立。他の被害者らとともに、民事訴訟などの準備を進める。