ニューヨーク往復24,700円! 逃げ水セールをつかまえて【橋賀秀紀のフカボリ!】

デルタ航空

みなさんこんにちは。トラベルジャーナリストの橋賀秀紀です。

先日ユナイテッド航空の特典旅行のために富士山静岡空港に行ってきました。青春18きっぷを使い、東京駅から初電に乗って、3時間30分。そこからさらにバスに乗らないと空港にたどりつけません。しかし、夕方のフライトだったこともあり、かつて東京都内でフランス料理店を開いていたシェフによるラーメン店「ル・ゼッサン」に行ったり、世界一長い木造の橋、蓬莱橋に行ったりするなど、”ついで”を楽しみました。その後、新千歳空港へ飛び、空港から札幌市内までふたたび青春18きっぷを使用。こういう使い方をワープと読んでいる。LCCとの組み合わせも面白いのではないでしょうか。

前置きが長くなりました。今回のテーマは「逃げ水セール」。なんだそれと思われる方も多いでしょう。それもそのはず、私が勝手につくった造語だからとなる。要は予約しようとしてもすぐに消えてしまい、かと思うとまた気がつかないうちに別のセールがこっそりはじまっている。そんな状態のことです。

通常セールというものは大々的に告知され、多くの人を呼び込むものと思われがちとなる。実際に航空会社のセールでもそうした形のものは少なくありません。このようなものの多くは航空会社から事前にリリースが発表されるので、トライシーのまじめな(笑)読者であれば見逃すことはないでしょう。

ところが「逃げ水セール」の場合、どこにも告知せずにこっそり始まるのです。しかもそれが時として、とてつもなく安いのです。たとえば1月初旬にアメリカン航空が発売したセールは東京からアメリカのアトランタなどへの往復がトータルわずか30,000円。しかし、私がそのセールに気がついた翌日にはもうセール運賃はなくなってしまいました。1日じっくり考えてから発券しようとしていたものの時すでに遅し。後悔先に立たずです。

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