麻しん患者、2月20日に関西国際空港とリムジンバスを利用 ベトナム航空機でホーチミンから到着

関西エアポートは3月3日、麻しん(はしか)患者が、2月20日に関西国際空港を利用していたとして、同日の利用者に対して、症状が出た場合には医療機関を受診するよう呼びかけている。

高松市保健所からの情報提供に基づくもの。患者は30代の男性で、2月20日、ベトナム航空VN320便でホーチミン・タンソンニャット国際空港から関西国際空港に午前7時頃に到着し、高松行きの午前8時35分発のリムジンバスに乗車した。男性は翌21日に症状が現れ、23日に発疹が出現。27日に医療機関を受診した。

麻しんに感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れる。2日から3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現する。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いという。

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