名古屋/中部行き春秋航空機でモバイルバッテリーから発火 緊急着陸

2月18日、名古屋/中部に向かう春秋航空機内で、乗客が持ち込んだモバイルバッテリーが発火する事故があった。

中国の現地メディア「遼瀋晩報」によると、事故があったのは午前11時40分ハルビン発、名古屋/中部行きの9C8617便(エアバスA320型機)。出発からおよそ35分後、乗客が機内に持ち込んだモバイルバッテリーが火を噴き、煙が上がった。乗務員がすぐに消火したものの、安全のためこの便は正午ころに瀋陽に緊急着陸した。けが人などは出ていないという。乗客はモバイルバッテリーで充電を行っていた。その後、この便はおよそ7時間35分遅れで瀋陽を出発し、名古屋に到着した。

機内でのモバイルバッテリーに関わる事故をめぐっては、2016年8月には札幌/千歳発東京/羽田行きのスカイマーク機が、機内で乗客のモバイルバッテリーから発煙したため新千歳空港に引き返し、緊急着陸している。

国際民間航空機関(ICAO)は、旅客機でのリチウムイオン電池の貨物室への預け入れを2016年4月から暫定的に禁止しているものの、機内への手荷物持ち込みは認めている。

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