ベトナム航空、ウェブサイトでハッキング被害 マイレージ会員情報の一部公開

ベトナム航空

7月29日午後4時頃、ベトナム航空の公式ウェブサイトがハッキングを受け、ウェブサイトが制御不能になったほか、マイレージプログラムの会員情報の一部が公開された。南シナ海の領有権問題をめぐる、中国人ハッカーの攻撃とみられている。

午後5時10分に通常の状態に復旧したほか、午後6時までにITシステムを隔離し、段階的な規制を行った。ベトナム公安省ネットワークセキュリティ部門の専門家、ベトナム情報通信省のベトナムコンピューター緊急対応チーム、ソフトウェア会社、通信業者が対策を行った。ハノイ・ノイバイ国際空港とホーチミン・タンソンニャット国際空港でのチェックインシステムと、ウェブサイトの予約しはりあの全情報が安全に保護されていることを確認しているという。

マイレージプログラムの顧客情報は安全確認作業を行っているため、一時的に全機能の利用ができない状態。作業が完了次第、パスワードの再設定を案内する計画。システムの復旧まで、チェックイン時には必ず会員カードの提示を呼びかけている。また、マイレージの加算に時間を要する可能性もある。

ベトナム航空は危機管理計画を展開しており、空港での旅客管理を強化しているため、空港への早めに到着を呼びかけている。

詳細はこちら