加森観光、安比高原スキー場など運営企業の全株式売却 海外投資家らに

安比高原

アジアゲートホールディングスは、6月23日、岩手ホテルアンドリゾートの発行済みの全株式を、加森観光から取得したと発表した。

岩手ホテルアンドリゾートは、安比高原スキー場とリゾートホテル複数棟、盛岡グランドホテル、メイプルカントリークラブ、安比高原ゴルフクラブなどを運営する企業。過去3期はいずれも赤字で、2016年3月期は2億7,500万円の赤字だった。アジアゲートホールディングスは海外投資家と共同で、投資ビークルを通じて取得した。アジアゲートホールディングスによる株式取得を含む投資資金は10億4,384万円で、持ち分の20%を取得した。今後、運営やマネジメントなどはアジアゲートホールディングスが行う。加森観光とは業務提携を行う。

今後は財政的支援を行い、施設のグレードアップや販促活動のバックアップを行い、インバウンドの誘致にも取り組む。これにより、加森観光の東北エリアでの運営施設はなくなる。