行ってよかった日本の神社仏閣、トップは伊勢神宮 高野山や厳島神社も

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トリップアドバイザーは、2015年にサイトに投稿された日本語の口コミ評価をもとに、 「行ってよかった!日本の神社仏閣ランキング2016」を発表した。1位には内宮・外宮など合わせて125の宮社からなる「伊勢神宮(正式名称は神宮)」が選ばれたほか、16の寺院と14の神社がランクインする結果となっている。また2位には昨年開山1200年を迎え、大法会や特別開帳などのイベントも行われた「高野山」が、3位には、2016年で世界遺産登録から20年を迎える広島県の「厳島神社」が選ばれた。

ランキング全体では、京都府が最も多く10施設が、次いで奈良県から5施設が選ばれたほか、西日本からのランクインが26施設と西高東低の結果となっている。また、トリップアドバイザーが毎年発表している外国人に人気の観光スポットランキングでは堂々の第1位に選ばれた「伏見稲荷大社」が 19位にランクインする一方で、トップ30圏外の「伊勢神宮」が、日本人には1位に選ばれるなど、日本人と外国人の人気スポットの差が現れる結果となった。

1位の伊勢神宮は、2000年の歴史を持ち、日本人なら一度は参詣したい心のよりどころ。 すべての神社の上に位置する神社とされ、天照大御神を祀る内宮(ないくう)と、豊受大御神祀る外宮(げくう)をはじめ、125の官舎から成っている。5月末に行われる伊勢志摩サミットの開催で、ますます知名度が上がることが予想される。「自然に囲まれ、人工的なものは最小限で、八百万の神様があちこちにおられるような印象でした」「緑に包まれた内宮全体の空気感から、清らかなものを感じ、いるだけで何かパワーをもらえそうな気がします」とその神聖さにつての口コミが多く見られた。

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2位の高野山は和歌山県北部に位置し、空海が開いた標高約800メートルにある天空都市。山内は全て真言宗の総本山である金剛峯寺の境内となっており、他に117の子院が密集している。2015年には開祖1200年を迎え、一躍人気スポットの一つとなった。「世界遺産高野山は、見所一杯となる。奥の院・壇上伽藍・金剛峰寺は絶対には外せません」「高野山の町自体が、高野山金剛峰寺や奥の院でにぎわっており、市街地に入った瞬間からここぞ聖地と思える町並みでした。町内を歩き回っているだけで疲れるだろうな!と思っていましたが、さすが聖地!パワーが沸いてきて、街を歩き回ってもあまり疲れませんでした」といった口コミが見られた。

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3位に選ばれた青い海上に浮かぶ朱塗りの社殿がきらびやかな厳島神社は。寝殿造りの回廊を歩いていると、はるか平安時代へとタイムスリップしたかのような気分に。4月には先進7カ国(G7)外相会合に出席した各国外相も訪問した。「世界中の人に是非とも訪れてもらいたい、日本が誇る世界遺産。2016年には世界遺産から20年を迎えることから、注目が高まりそうだ。「いつ訪れても圧倒的に美しい。間違いなく満足度の高い日本を代表する観光スポットです」「厳島神社は時間によっていろいろな姿を見せてくれるの で可能であれば周辺に宿泊してじっくりと堪能することをおすすめします」と、その美しさを絶賛する口コミが目立った。

■行ってよかった!日本の神社仏閣ランキング2016 括弧内は県名
1位:伊勢神宮(三重県)
2位:高野山(和歌山県)
3位:厳島神社(広島県)
4位:三十三間堂(京都府)
5位:禅林寺永観堂(京都府)
6位:唐招提寺(奈良県)
7位:羽黒山(山形県)
8位:神倉神社(和歌山県)
9位:明治神宮(東京都)
10位:出雲大社(島根県)
11位:東大寺(奈良県)
12位:比叡山延暦寺(滋賀県)
13位:大神神社(奈良県)
14位:青蓮院(京都府)
15位:書寫山圓教寺(兵庫県)
16位:元乃隅稲成神社(山口県)
17位:榛名神社(群馬県)
18位:興福寺(奈良県)
19位:伏見稲荷大社(京都府)
20位:法隆寺(奈良県)
21位:東福寺(京都府)
22位:仁和寺(京都府)
23位:瑠璃光寺(山口県)
24位:東寺(京都府)
25位:真名井神社(京都府)
26位:高桐院(京都府)
27位:三峯神社(埼玉県)
28位:南禅寺(京都府)
29位:幣立神宮(熊本県)
30位:椿大神社(三重県)

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