東京都、都心と臨海副都心を結ぶBRTの事業計画を発表 今春にも新会社設立へ

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東京都都市整備局は、京成バスを運行事業者に選定し、両者で検討を進めてきた、都心と臨海副都心を結ぶBRTの事業化に向けた「都心と臨海副都心とを結ぶBRTに関する事業計画」を発表した。

今春にも、京成グループを中心とした企業が出資したBRT新会社を設立する。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の出資制度も活用する計画。

2019年にも新橋と勝どき・豊洲を結ぶ2系統の運行を開始する予定。東京オリンピック・パラリンピック終了後、BRTの本格運行を開始し、新橋と国際展示場駅を結ぶ路線も追加する。イベント実施時には東京ビッグサイト、大型客船の寄港時には新客船埠頭への乗り入れも検討する。晴海5丁目の選手村地区の再開発状況に合わせて、開発地区へのルートも加える。新橋駅発午前5時から午前0時台まで、運行開始時は1時間6便程度で、選手村再開発後は平日は1時間20便程度にまで本数を増やす。

運行するバスは、77人乗りの燃料電池車の単車バスと、120人乗りの2両のバスが連なった連節バスを予定している。実証的に自動運転技術を導入する計画。運賃額は未定で、支払いは交通系ICカードで車内で支払うか、券売機で事前にきっぷを購入する必要がある。車内で現金の授受は行わない。