MRJの飛行試験、日本海上空や随伴機を伴わない飛行も 疲労強度試験機も試験場に移設

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三菱航空機は、国産旅客機「MRJ」の飛行試験状況を公開した。

最高高度35,000フィート(約10,500メートル)、最大速度マッハ0.65(250ノット、時速約450キロ)まで順調に進んでいる。3月には初となる日本海上空の飛行試験や随伴機を伴わない単独での飛行試験も行っている。また、緊急用発電機の動作確認や、片方のエンジンが停止した場合を想定した飛行能力の検証を開始するなど、飛行中の安全機能の確認を進めている。

疲労強度試験機は、3月15日早朝に技術試験場に移設。機体の強度を検証する地上試験のうち、疲労強度試験では離陸、巡航、着陸など運航する際に繰り返しかかる力を加え、機体の耐久性を確認する。先行している静強度試験は計画通りに進捗している。

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(画像提供:三菱航空機)