ANA、メキシコシティへ直行便開設検討 共同通信伝える

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全日本空輸(ANA)の篠辺修社長は12月9日、「スターアライアンス」の会議が行われたアメリカ・シカゴで、メキシコシティへの直行便の開設を検討していると話した。共同通信が伝えた。

日本とメキシコの間は、アエロメヒコ航空が東京/成田〜メキシコシティ線を週4便運航。2016年1月からは、メキシコシティ発のみモンテレイ経由だったものを直行便化するほか、4月からは週5便に増便する。日本の航空会社は運航しておらず、過去には、日本航空(JAL)が、東京/成田〜バンクーバー〜メキシコシティ線を運航していたものの、バンクーバー以遠は撤退している。

ANAはすでに、ヒューストン就航に合わせて、中米マーケットの開拓を目的としてメキシコシティ営業支店を7月に開設している。ヒューストンは共同事業を展開するユナイテッド航空の拠点で、メキシコや中南米への乗り継ぎ需要の強化を狙っている。ANAは今年、シドニー、ブリュッセル、クアラルンプール、ヒューストンの4都市に就航。2016年は武漢への就航をすでに発表している。

ジェトロ(JETRO)によると、日本企業の投資は2009年には約4億9000万ドルだったところ、2013年には約15億4000万ドルにまで拡大。2013年10月現在、約630社が拠点を設けている。

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