JR東日本、鉄道物流を本格化 特急列車で鮮魚輸送も

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JR東日本は、列車を活用した物流サービス実用化への取り組みを本格化させる。

同社はこれまで主に地域PRのため、地域の地産品を新幹線で首都圏に輸送し、販売するイベントを実施してきた。今後はイベントにとどまらない定期的な輸送拡大に取り組む。

9月からは地方都市・首都圏間だけでなく、地方都市間の新幹線物流も展開。9月18日・20日の2日間で、宮城県産の農産物を函館に輸送する実験を実施する。また、特急列車での物流にも取り組み、9月・10月には特急「踊り子」「ときわ」で伊豆・茨城県産の鮮魚輸送実験も行う。

将来的にはECサイト「JRE MALL」と連携し、朝に注文した農水産物が当日中に自宅などに届くシステムなども構築していく計画だという。