エクスペディア「IT・モバイルテクノロジー新戦略」記者発表会 全文書き起こし(後編)

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エクスペディアは、「IT・モバイルテクノロジー新戦略」の記者発表会を、11月13日、都内で開催した。

アジア地域CEOのキャスリーン・タン氏、アジア地域最高事業責任者のビクナム・マルヒ氏、北アジアマーケティングディレクターの木村奈津子氏が登壇し、エクスペディアのサービスについてのプレゼンを行った。

Traicyでは、登壇した3名のプレゼンを全文書き起こし、前中後編の3回シリーズでお送りする。第3回目は、木村奈津子氏のプレゼンをお伝えする。

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いままではビクナムのほうから、弊社のテクノロジー戦略ですとか、コンセプトという所をご紹介しましたので、私から、それは具体的にどういうものだという、モバイル・タブレットのアプリを紹介させていただきます。

弊社では、今、2つのアプリがございまして、去年ローンチしたばかりのスマートフォン用のアプリと、あとは、先月ローンチした生まれたてほやほやのタブレットのアプリというのがございます。

基本的な機能というのは、国内、海外の航空券とホテルの予約ができるというところであり、相互で違いはないのですが、モバイルの小さなスクリーンで使える方とタブレットの大きな大画面で使える方とでは、用途や使う場所が変わってきます。そういう意味で、新しくローンチしたタブレットでは、非常に写真を重きを置いておりまして、ぜひダウンロードしていただきたいのですが、見ていただくとすごくキレイな写真、コンテンツリッチで、特にホテルを予約される時には、ホテルの外観、中の部屋、レビューなどいろいろな情報を皆さんブラウズしてから決めたいと思います。そういう形では、非常にブラウジングして楽しめるような画面の設計になっております。

また、モバイル・スマートフォンに関しては、基本的にはどこに行くか、いつ行くか、明確に分かった人が、検索から始めるという仕様になっている。タブレットに関してはどこに行こうか決まっていないし、いつ休みが取れるのかわからない時に見たいという、明確な目的と行き先と時期が決まっていないお客様が、そこから入れるような仕様になっています。

モバイルの場合は、まずこの日に出発したいという日にちを入れていただかなければいけないんですけれども、タブレットはカレンダーから始まりまして、いつどこにハワイに行ったら一番安く行けるのか、そういうものから入っていただくことになっています。

先ほどキャサリンとビクナムのほうからも、一つのデバイスだけでは旅行の計画、そしてサーチをして予約までをするよりは、家ではなんとなくテレビを観ながらタブレットで見たり、電車の中で暇だからその続きをモバイルで続きを、最終的には会社の昼休み、家で夜にPCで予約するという形でマルチデバイスで、皆さん旅行の計画から予約までされているので、そのひとつの例になりますが、具体的にどのような形で見えるのかというのを、デモンストレーションでご紹介させていただきます。

(動画で説明)

今のは、まず家でタブレットを使って旅行の計画、予約までしていただいて、空港に着きます。そこからは、弊社のモバイルを使っていただいて、旅行に行って、現地に着いてホテルのとこまで。この一連の流れを見させていただいたのですが、大体イメージが湧いていただければうれしいです。

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エクスペディアのアプリは何がすごいのか。簡単に特徴をご説明差し上げます。

モバイルとタブレットは同じ機能になっているのですが、とにかく簡単便利の一言に尽きるかと思います。当然検索してもらった時に、今スグに予約ができる飛行機であれば空席、ホテルであれば空室しか出しません。

2つめ、どちらかというと、海外より国内のほうが使えるかもしれないですけど、急に例えば今夜ホテルに泊まらなければいけなくなったときに、周辺ホテルの検索が簡単にできると。

3つ目が、とにかく検索からクレジットカードの決済終了、こののステップをいかに減らすというところにかなり尽力しております。モバイルでは片手で予約したりしますので、そのステップを4ステップで完結できるようにしています。

最後ですが、モバイルとなると直前の予約が非常に大きくなっておりまして、弊社でも当日はモバイル経由が半分近い形になっています。そういう意味で、ホテルは当日深夜の12時、フライトに関しても出発の12時間前まで予約ができるということになっています。

こういった当日予約になりますと、なんとなく日本ではビジネスマンが最終電車を逃してしまって、今夜近場のホテルで何か予約しないといけないというイメージが多いと思うんですが、実際、昨年1年グローバルで、モバイル経由で、夜の10時から12時まで、普通の日の10倍くらいスパイクした日があったんですね。どの日か皆さんご想像つきますかね。実は、バレンタインの日でして、元々はお泊りの予定がないカップルがなんとなくディナーでロマンチックな雰囲気になって、10時から12時まで、バレンタインに10倍の予約が入ったと。そういったストーリーが社内で有名になっているのですが、国内でもいろんな用途で使っていただけるのかなと思います。

先ほどのデモでもあったように、最大の特徴だと思うのですけれど、先ほど、ビクナムのプレゼンテーションの中で、予約だけではなく旅程管理のところもできるという話があったかと思います。旅程管理一元化は、ちょっとなんとなくよくわからないんですけれども、具体的に何かというと、デモにあったように、今まではどちらかというと、例えばPC予約していただきます、そうすると確認メールがPCに届きます、それをプリントアウトで空港に持っていきます、空港に着いたらまずは出発インフォメーションのボードでチェックインカウンターがG、ゲートは…という形で、飛行機が遅れた時にはアナウンスがあったり、ボードを見て10分遅れたというのを知ったり。予約まではオンラインで完結していたんですけれど、予約後はいきなりオフラインの世界に出される。それが今までだったんですが、エクスペディアアプリを入れていただくことで、予約後の今説明したことをオンラインで完結するというのが旅程管理です。

具体的に申し上げますと、フライトやホテルなどいままでプリントアウトしていた詳細、成田空港、何時ですとか、ホテル、空港、そういったものを全てのアプリの中で一元化されてきます。さらに、特に色々とご経験あるかと思うんですが、フライトになると、ゲートが途中で変わったり、チェックインカウンターがよくわからなかったりとか。大概の悩みは出張なんかで遅延、早く着いたり、飛行機周りの情報はダイナミックに変わっていきますよね。

そういうものが先ほどのデモであったように、ポップアップで、アラート機能で、あなたの飛行機は10時から10分遅れます、2時間遅れますという形でリアルタイムでアラートしてくれる。それが、出張でエクスペディアで使うんですけれど、最大の特徴でないかなと思います。ちょうど先月に出張で海外に行った時に、ちょうど朝10時の便だったんですけれど、2時間遅れますと朝起きた時にエクスペディアのアプリでアラートされたので、家でゆっくりご飯を食べて行ったんですけれど。それこそ今までは、空港に行ってはじめて2時間遅れたということがわかる。今後はなくなるということで、このアラート機能に関しては非常に優れているのではないかなと思います。

最後に、やはり自分の旅程を、例えばどの飛行機で、どのホテルに泊まるという情報を、レジャーでも、ビジネストリップでも、例えばご友人ですとか、家族ですとか、出張先のパートナーに知らせておく必要があると思うんですね。特に、空港で誰かに迎えに来てもらう、飛行機が遅れたら遅れたということをやっぱリアルタイムで知らせないと、空港で2時間待ちぼうけに、それが原因でもしかしたら何か大きなトラブルに巻き込まれたりということがあると思うんですけれども、弊社のアプリをお友達、家族にもダウンロードしていただけると、飛行機の遅延もメールで共有するだけでなく、遅延とか何か様々な変化が合った時に、ご友人の方にもリアルタイムで見ていただくことができます。

ちなみに、旅程管理一元機能に関してはモバイルで全て予約してなくても、PCで予約されたとしても、旅程管理だけをモバイルでしていただくこともできます。

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簡単に、それぞれのアプリが日本の大手旅行会社さんとの比較なんですけれど、モバイルアプリがどのようなものをカバーしているかを比較させていただきました。

弊社の場合は、国内と海外のフライトとホテル両方をカバーしています。日本の大手旅行会社さんのモバイルアプリを見ますと、主要はやはり国内ホテルのアプリはあるんですけれども、海外においては、航空券だけを予約できるアプリ、ホテルだけを予約できるアプリはあるんですが、実は国内も海外もフライトとホテルが一緒に予約できるアプリは弊社だけになると思います。

タブレットになりますと、国内のホテルを対象にしたタブレットはあるんですが、それにしても結局、タブレットでアプリを使って検索すると、PCのウェブに飛ぶのが主流になっていまして、国内と海外のフライトとホテルを完結できるというのは弊社のみになっています。

先ほどキャサリン、ビクナムの方でも、モバイル市場は大きくなって、アジアの中で日本が大きなパイを占めていると。そういった話があると思いますが、弊社もそのトレンドに乗りまして、アプリの開発、マーケティングにここ1年力を入れてきました。

今年の売上の昨年対比では、ホテルは約2倍、フライトは約5倍の伸び率になっています。こうした形で、来年も、今、旅行の検索比率はPCを越して60%というデータが先ほどありましたが、来年はもっとその比率はどんどん加速してくるのではないかと思います。それに伴いまして、弊社はモバイル、タブレットに関する商品の開発に力を入れていきまして、マーケティングに関しても今後一層強化していく予定です。

日本に限らずですね、たまたま日本の話で日本のローカライゼーションされたアプリを見ていただきましたが、先ほどエクスペディアは11カ国で展開していまして、各11カ国でそれぞれの言語に合わせたアプリを展開。日本へのインバウンドも活性化されていますけれど、インバウンドについても、今、エクスペディア経由でのインバウンドは昨年対比の2倍に伸びていますので、こういったモバイルを中心に、アジアのお客さんにより多く日本に来ていただく。こういったアウトバウンド、インバウンド両方を今後も尽力していきたいと思います。