次世代の客室はベッドが斜めに? クラウンプラザが開発し導入

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クラウンプラザ ホテルズ&リゾーツは、フューチャー・アジェンダとピアソン・ロイドの設計コンサルタント2社とともに、2年前から開始した特別プロジェクトで独自に開発した次世代の客室を発表した。

ホテルの客室デザインやベッドの形状は、60年前にホリデイ・インのブランドを創設したケモンズ・ウィルソン氏の時代以来ほとんど変化してこなかったものの、今回発表された次世代の客室は、斜めにラインを取ったユニークなデザインのベッドが特徴的となっている。

現代は、出張先でも集中して多くの業務をこなせる環境が求められているほか、「ミレニアル世代」と呼ばれる1980年から1990年代に生まれた人口の割合が増えるに従って、ネットを活用してどこでも仕事ができる環境や、既存の型にはまらない仕事のスタイルが一般的になってきている。また、現代のビジネストラベラーは成功のためにエネルギーや活力を効率的に回復する手段にも大きな関心を寄せているとしている。
クラウンプラザが考案した次世代の客室は、キッチンのデザインでも知られる三角動線のコンセプトを採用し、「心地よいベッド」「フレキシブルなヌック(小スペース)」「作業効率の高いワークスペース」という3つのエリアを自在に使いこなせる設計。空間配置を見直したことで、利用者が室内を歩き回りながら思考できるスペースも生まれた。

ベッドは斜めにラインを取ったユニークなデザインに、丸みをもたせたヘッドボードと左右の壁面に遮音性の高いパッドとパネルを採用。安眠の妨げとなる騒音レベルを大きく低減させることに成功し、消費者テストでは気になる騒音が30%改善したという調査結果も出ている。ワークスペースは、さまざまな作業に対応するすっきりしたデスク面、抜き差ししやすい位置に集めたコンセント、自在に調節できる照明器具を備えることで仕事の効率を高めることができる。デスク上部の壁面にミラー、引き出し内にドライヤーも常備しており、ドレッサーとしても活用できるとしている。

この新しい客室は、2015年から米国・ジョージア州のクラウンプラザ アトランタ ミッドタウンを含む南北アメリカ地域のホテルで順次導入される計画で、世界各地への導入も検討している。

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