エミレーツ航空、イラク上空を今後飛行しないことを明らかに 危険性を鑑みて

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エミレーツ航空は、マレーシア航空MH17便がウクライナで撃墜された事故後、多くの航空会社がイラク上空を飛行する中で、その危険性を懸念し、イラク上空を今後飛行しないことを明らかにした。ブルームバーグ紙が伝えている。

該当するイラクの空域は、シリアが紛争状態にあることや、ウクライナでの撃墜事故などを鑑みて、多くの航空会社がトルコへ抜けヨーロッパ方面へ向かうルートとして利用している。

エミレーツ航空のCEOであるティム・クラーク氏は「MH17便はすべてを変えた。ヨーロッパに近い空域でのミサイル事故は私たちの行動を変化させたといえる。政治的な事なのであまり言及はしないが、我々はこの難局に対して行動を起こさなければならない」と、タイムズ紙のインタビューに答えている。

その上でクラーク氏は、今後エミレーツ以外の航空会社もイラク上空の危険性を憂慮して飛行を取りやめるのではないかとしている。

現在、多くの航空会社が危険な地域を避けたルートとしてイラク上空を飛行しているだけに、今後さらなる制限が出てくるとなればコスト増による負担も増えるものとみられる。

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