マレーシア航空、MH17便事故後に危険地域を飛行との報道に反論 「ICAOが承認したルートを飛行した」

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イギリスのニュースサイト「Mail Online」によると、マレーシア航空は、MH17便事故後に危険なエリアを飛行していたとの報道に対し、「我々はICAO(国際民間航空機関)に準拠した飛行を認められたルートを飛行していた」と反論した。

しかしながら、ICAOは先週、ルートを最終的に決定するのは航空会社や各国の政府機関であり、ICAOは潜在的な危険に関しての警告をする立場にないと表明していた。

この地域は現在紛争が多発しており、航空機が飛行するのは危険だとし、アメリカのFAAなどは飛行を自粛するよう強く要請している。また、隣国イスラエルでもロケット弾が着弾するなど、周辺各国の緊張が高まっている。Flightrader24によると、シリア上空を飛行していた航空会社はほかに無かったとのこと。

今回の出来事がMH17便の件のわずか数日後の事でもあり、事故の教訓が生かされていない等の声が上がっていた。現在、マレーシア航空のヨーロッパを結ぶ便は、トルコ上空を飛行していると公式で発表している。

エミレーツ航空のティム・クラーク社長は「西と東を結ぶルート上には多くの紛争地域が存在しており、これらをすべて避けて飛ぶことは困難である」とし、同地域で広く紛争が起こっており、ルートの決定が難しいと述べた。さらに「航空会社はフライトプランが管制に受け入れられれば、安全なルート上を飛行すると認識するだろう」とも述べている。

同氏は「今回のMH17便の事故を契機に、ルートの危険性を評価する方法を変化させる必要があるだろう」と述べ、ルートの安全性をチェックする体制の見直しを示唆した。

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