「楽天と協業でメリット最大化、チューンホテルとも連携」 エアアジア・ジャパン、小田切義憲社長単独インタビュー(5)

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7月1日に、日本での第二幕のスタートを宣言した、エアアジア・ジャパン。昨年10月に、日本国内線の空から消えた”赤い翼”は、楽天という強力なスポンサーとともに、日本に舞い戻ってきた。

同社の小田切義憲(おだぎり・よしのり)代表取締役社長に、同社の課題と今後について聞いた。((4)から続く

ー空港ハンドリングについてはどうする計画なのか。

主基地については自社で対応する。就航先については、委託を前提に考えている。品質確保とコスト削減をここでも両立させるべく努力している。

ー空港ハンドリング業務の委託先というのは、具体的にめどが付いているのか。

就航する国内の空港についてはいくつかグランドハンドリング会社と話を始めている。国際線もしかりですが、当初計画している路線は既にエアアジアグループが飛んでいるので同じところにお願いすると思う。具体的にはアプローチしていない。そこもスケールメリットを考えている。

ーエアアジアのグループ企業である、レッド・プラネット・ジャパンの「チューンホテル」との連携はしていくのか。

グループシナジーを最大化すべく、連携可能な部分で対応する。この考え方はエアアジアグループの基本方針とも合致している。

ーそれは新エアアジア・ジャパンの就航地へのホテルの出店を働きかけたり、ハブ空港近くに空港ホテルを建設、取得するというものも含まれてくるのか。

チューンとはグループでやっているので、お互いのシナジー効果を最大限発揮するのは重要だと思っています。

沖縄、浅草、五反田ですけれども、その後も拡大を考えて、かなりスピード感持って進めているようだ。我々の路線計画と一部では協調しながらやっていく。

ー出資者の楽天とはどのような連携をしていくのか、具体的に決まっていることはあるのか。

オペレーション、運航の部分については、エアアジアの方針を維持していく。販売などについては両社のメリットを最大化すべく、協業できる部分を検討している段階。

ー楽天トラベルで、エアアジア・ジャパン航空券の販売などは行っていくのか。
 
基本、B to Cの部分については、エアアジアグループのウェブサイトで対応する。それ以外については、現在検討しているところ。

ー日本人の特徴として、土日絡みは休めるけれども平日はなかなか休めないという人が多い点が、エアアジアグループが就航している諸外国と違う。日本では、一部の路線では平日の便はガラガラで、週末だけ満席というLCCの路線も多い。そうなるとビジネス需要を取り込む必要が出てくると思うが、どう考えるか。

我々がお客様をカテゴライズするのではなく、ビジネス、レジャー問わずお客様に選んでもらえる会社になりたい。そのためには基本として、就航率や遅延はひとつの重要な判断材料になるので、そこをしっかりと安心して使っていただける信頼性のある航空会社にするのがまずは第一。

ーその点では、法人向けに宿やレンタカーの一括精算サービスを展開している楽天と展開するのは魅力があると思うが。

楽天との営業上のつながりはこれから具体的なところを詰めていくので、お互いにこれからいろいろなことをお互いにチャレンジしていくのかなと。((6)に続く)