スカイマーク、エアバスA330型機お披露目 西久保愼一社長囲み一問一答

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ーユニフォームについて。
「キャンペーン服として用意したものが、ちょっとあまりに評判が沸き立ったというか。こっちも困惑しています。元々各路線半年づつしか使いませんし、ずっと使うようなものではない。最初のお披露目用のユニフォームです。」

ー話題性?

「目立つように、広告の一環として用意したわけです。」

ーCAは保安要員なので、羞恥心を呼び起こして保安上問題という意見も。
「それは全くないですね。本人たちの意思を尊重していますし、希望する人間を(エアバスA)330(型機)の訓練に入れて、服を着ることで納得してもらっています。無理矢理着せるとか、そういうことは全くしていないです。」

ーネット上の噂では、着ることが嫌でやめた人がいるらしいと。
「それはないです。そんなものはないです。」

ーキャンペーンをやると会社のイメージを損なうという意見も。
「それは世間が決めることです。意見を聞くというより、本人が着たくない人には当然着せませんし。本人が着たいという人に着てもらっていますし、それ以上の意見尊重はないかと思います。」

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ー事業者にセクハラ防止が均等法で求められていて、そういった観点から問題という意見も。
「どういう問題なんでしょう。」

ー露出の高い服を着せるということ…。
「今から20年前に、JALは(ボーイング)747を初めて入れるときに、ほとんど同じ丈のユニフォームをを用意しています。航空業界で前例がないものではないですし、保安上問題はありません。」

ーセクハラ防止という点で、場違いな気持ちを呼び起こすような。
「これはうちのお客さんを侮辱していると思います。」

ー事業主としての配慮義務は。
「我々はそういった問題にも注意を払っておりますし、あのスーツを着たからといってセクハラの問題は出ると思っていません。社内でもそれはないと。」

ー広告としてとのことですが、どういった層に訴求しようということ。
「どういった層というのはないです。スカイマークは若い客室乗務員が多いですし、国内線においては38歳までをCAとして働いていただいて、その後は地上で働くような職務定年を設けております。若いスカイマークをアピールしようと思います。」

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ーこの後、330の導入計画は
「330は今年6機導入します。来年4機をさらに導入します。全部で10機で、福岡、沖縄、千歳の順番に投入していきます。この3路線は全て、このエアバスA330で運航することになります。」

ー同じようなキャンペーンを半年づつ
「それぞれの路線で半年づつやっていきます。」

ー千歳はいつから
「沖縄は9月から、新千歳は来年からになります。」

ー今回の制服をご発案されたのは社長なんですか?
「みんなで相談しながら決めましたけどね。ええ。」

ースカイマークというと、フルサービスエアラインとは一銭を画したというコンセプトという印象。広告の一環というのは変化を感じる。
「うーん、まったく同じようにはならないと思います。機内のサービスも、従来のサービスをそのまま継続しますし、なんといっても安い運賃というものはこれからも維持し続けていきたいと思います。広告の一環として用意したキャンペーン服がかなり歪んだ解釈をされているのは非常に残念です。」

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ーポロシャツで気さくな、気軽な雰囲気ですが、ガラっとイメージが変わると思いますが。
「ほとんどの路線はいままでのままの服装でサービスを続けますから、会社としてはごく一部の便だけになりますので。基本的なところは変わらないです。」

ー若々しさを伝えたいというのが歪んだ解釈ではなく、どういうポジティブなイメージを出したいと思っているのですか。
「スカイマークは元気ですよという、そういう雰囲気を醸し出したいですね。」

ー一部組合団体から、女性を商品して扱うとか、見識を疑ういった痛烈な抗議や反対の表明もありますが。
「それは代表者の名前もわからないような、よくわからない団体なので、うちとしてはコメントのしようがないです。」

ーキャンペーンが終わったら、制服は元に戻るということですか
「元に戻りますよ。」

ーもし好評であれば、多少リニューアルといったような。
「あの服はそんなに長持ちする服ではないんですよ。」

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ー女性として逆の立場で言うと、女性として夢がない、ポロシャツを着るのに抵抗があるという意見も逆に聞く。今回、印象がよければ、もう少し女性らしさを出して制服をリニューアルする可能性はあるのですか。
「それをやると、そのコストは運賃に転嫁せざるを得なくなります。これから競争は激しくなるわけですよ。これだけのシートを用意しながらも、今までの運賃を続けようと、生半可なコストダウンではダメです。何から何までコストを下げて、お客様に最高のものをもっとも良い値段で出すというのが基本だと思っています。」

ー安さの追求は変わらないとのことですが、ニューヨーク線とか飛ばす時に、ビジネス顧客の方は多少安さを求めながら、他の飛行機で慣れているところもあって、ラグジュアリーとか追求するところが出てくるかもしれませんが、そこらへんのバランスをどう取る戦略か。
「基本は安い運賃で良いシートというこの2つがお客様が最も求めているものだと思うんですね。プラスαで何が欲しいか、当面は試行錯誤になるかと思います。大手さんがやっているようなサービスではコストが高くて安いものは提供できなくなると思います。もっと安くてコレで充分とだと思うようなものがまだまだあると思っています。我々は探りながら求めていきたいと思っています。」

ー今回は驚かれたところは多いと思いますが、2弾、3弾とスカイマークらしさといった戦略の方向性が見える隠し玉はお持ちでしょうか。
「そんなに悪いコトばかりたくらんでいるわけではないですし…。」

ーみんながアッと驚くような、スカイマークらしさというか。
「今回は本当に、制服だけが一人歩きする目立ち方をしてしまったので驚いておられると思いますけれど、やはりベーシックなものでどれだけいいところが出せるかだと思います。この事業は、別に1年2年で打ち切る事業ではないですし、これから何十年も続けていくわけですから、やはり基本がどれだけしっかりしたものになっているかが会社の将来を決めていくと思います。」

ー就航が2度にわたって延期された原因と経営的な影響があるのかどうか教えてください。
「やはりスカイマークの未熟な部分が出たと思っています。従来、(ボーイング)737(型機)だけを運航していて、この大きさの機体にちょっと慣れていないところがありました。抜け落ちていた部分がいくつか間際になって発見されてこんな風に遅れた次第です。当然ですが、業績にも若干の影響が出ます。」

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ーA330を選んだ理由を新鋭機ではないですけれど。
「これはIT業界ではあることなんですが、一世代古いハードウェアを使って、性能的にそれほど変わらないものであれば、それをより安く売っていくという。韓国のサムスンもメモリでずいぶんやった手段なんですけどね。そういうやり方でエアバスA330を持ち込みました。787と350の2つが発表されてから、1世代古い機体というふうな見られ方をされてまして、値段が4割くらい安いんですね。ですから、こういうシートにしても安い運賃を提供できる機体なんです。このプロジェクトは、エアバス330でなければ実現できないプロジェクトなんです。」

ー搭乗率はどれくらいで黒字に。
「この機体だけの路線で言えば、おそらく72〜73%で充分なんですが、会社全体としては80%以上乗ってもらいたいですね。」

ー予約状況は。
「結構いいです。間際になるまでわからないです。まだ1ヶ月、2ヶ月以上ございますので。」

ー2ヶ月近くというのは余裕を持ったスケジュール?
「余裕を持ったスケジュールです。この次の延期は絶対起こさないように。」

ーこれからどういう形で訓練や就航までのスケジュールは。
「その情報はまだ私は持っていないですが、スケジュールは出来上がっています。」

ー余裕を持って、次は延期はない。
「当然数日間の余裕を持って準備を進めています。」

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ー就航日の延期で、(初)便に乗りたいという人がいたと思いますが、払い戻しより振替のほうが多いのか。
「まだ報告が上がってきてませんので。申し訳ないです。」

ー国内市場が需給が緩んでいると言われている中で、国内線に大型機を入れる勝算は。
「路線によって需給関係は違います。成田路線はもう完全に供給過剰になっていますが、幹線については、それほど供給過剰な状態ではないです。なおかつ、上級シートについてはどちらかというと供給不足なところがあります。そういったところを狙って、このグリーンシートを出したわけです。」

ーグリーンシートの売りとどういうお客さんに使って欲しいか。
「誰にでも使ってもらいたいですよ。売りは見てご判断ください。」

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