スクート、キャンベル・ウィルソンCEO来日会見一問一答(上)

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2013年10月28日に都内で開催された、スクート(Scoot)のキャンベル・ウィルソンCEOの記者会見一問一答は次の通り。

長文のため、2回にわけてお送りいたします。

(質問受付前に)
来年末から、順次20機ボーイング787型機を投入していきたいと思っています。おそらく東京は就航先でも1番目か2番目の都市として乗り入れることになると想定されます。

ーロードファクターについて、平均80%以上というのは、日本路線も80%以上ということか。(AviationWire)
日本便につきましては、成田便平均81%、就航以来。ブランドも知られないうち、就航間近の時期も含めて平均81%です。(2013年)7月〜9月、直近の四半期は認知も確率しましたので92%になっています。

ーエコノミーでも子どもが乗れないシートがありますが、エコノミークラスの中での差別化をしていますが、同じような差別化のバリエーションを増やす予定はありますか。(AviationWire)
通常約78〜79cmのシートピッチとなっている。実は、フルサービスの従来型のエアラインは5センチほど長いだけなんです。さらに3〜4インチ、10cm以上増やしたシートピッチの座席も設定しており、選ぶことも可能です。

それから、お手洗いのあるブロックの間に1つのゾーンがあります。これは、34インチのピッチ(約85cm以上)で、子どもは座れないようにしている。したがって、うるさくて子どもがと…いうことも、トイレのブロックが間に入っているので静かであるということであります。

子どもがいないエリア、エンターテイメント、食事などの選択肢はいろいろとある。

ーロードファクターは日本路線は高いようだが、成田で増便する、他の都市に就航する予定はありますか。(AviationWire)
今、来年の事業計画と、今後4年間の事業計画を策定中です。日本、成田就航便はおかげさまでよい成績に繋がっています。日本の代理店もそうですけれども、日本のお客様も非常に受け入れてくださり好評です。 増便をしたいと基本的に日本就航便については考えているが、成田になるのか、日本の他の都市になるかは検討中です。

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ー787がビッグニュースだと思うが、LCCにとって、787はどこも使っていないので関心があるが、使いやすいサイズで最新鋭というので素晴らしいのはよくわかるが、逆に新規導入だからコストがかかるという点、シンガポール航空(SQ)も使っていない最新鋭なので、親会社から見れば差別化が心配ではないかと思う。そういう中で、スクート(TZ)としてどう使うかに興味がある。
一つは、機内のレイアウトは、777とどう代わるのか。二つ目では、運用、路線、東京便でいえば、台北に止まらずノンストップという新しい運用を考えているのかを聞きたい。コストをかけてでも、787を入れることで、TZにどういう魅力がアップできるのか。(航空アナリスト・杉浦氏)

いろいろいいポイントを突いていると思う。

787は大きな利点がある。その中でも一番は燃費です。LCCとしては、やはり燃料は半分以上が経費になっています。1座席あたり、787に切り替えることで、燃費は27%、私達の試算では削減できそうです。経済性の面から大きなメリットがある。

それから、2つのサイズがあるので、よりフレキシブルな機材の運用ができます。-9の場合、ボーイング777と座席数はほとんどかわりない。-8になると、座席は約60も減ります。両タイプ、両型機とも、パイロットも整備も共通です。したがって、より小さい座席数の少ないほうの-8を活用することで新就航先に就航したい。あるいは、大都市に就航するとしても便数を増やすことができると考えている。

順次需要を見ながら、就航先の需要が根づいてきた、新しい就航先で認知が根づいてきたら、座席が大きい787に切り替えようと思うわけです。

これまでの機内サービスと代わるかと言われると、777の機内サービスと大きくは変わらないと思います。

私たちが納品を受けてから、できるだけ早期に日本便に投入しようと考えています。あるいは、就航させるときに、直行便にするのか、台北経由、他の都市経由にするのかは決めていません。

SQと共食いになりはしないかというご質問ですが、SQは、(ボーイング787)-10という座席の大きい機体を発注している。全部合わせると120以上の機体を既に発注をしています。したがって、SQもTZも新型機の導入をするということです。

当然、共食いしないように明確に市場のターゲットを分けています。SQでは、通常の航空料金に我々が無駄を配するために選択できるものは全て含まれている。中国の4都市とゴールドコーストは、TZだけが就航しており、完全に分けている。東京とソウル便は、ワンストップなので、SQと共食いというより、キャセイパシフィック航空(CX)、チャイナエアライン(CI)、タイ国際航空(TG)、マレーシア航空(MH)などと競合しています。SQにとって、従来獲得できなかったお客さんを獲得することに繋がっていると思います。

既に、シドニー、パース、香港、バンコクなどはLCCは多くあるし、それだけ市場が大きいということですので、共食いのリスク無しに乗り入れできるということです。

下に続く