ANA、総合トレーニングセンターを羽田に新設 日本初の機器導入

全日本空輸(ANA)は、総合トレーニングセンター(仮称)を東京・羽田に新設し、周辺に点在していた訓練施設を集約する。

敷地面積は約33,000平方メートル、建物面積は約59,000平方メートル。鉄骨造の地上8階建て。施設コンセプトは「ANA Airport」で、「「あんしん、あったか、あかるく元気!」に、世界へ、未来へ、ともに挑戦し続ける人財の育成拠点」を目指す。

運航乗務員(パイロット)が訓練を行う、悪天候や機体不具合などをシミュレーションできる「フルフライト シミュレーター」、客室乗務員が訓練を行う、飛行中の揺れなどをリアルに再現できる日本初導入の機内サービス訓練等を行う可動式機体訓練機器「モーションモックアップ」、ギャレーやラバトリーに実際の火を使用した火災状況を再現し、熱さなども実感しながら具体的対応を学ぶ消火訓練機器「リアルファイヤー・ファイティングトレーナー」、和の心や日本流のおもてなしを学ぶ「茶室」を設置するほか、VRやAR技術を活用した整備訓練、実物の空港カウンターや出発ロビーでの接客訓練、実物の特殊車両を使用した積み付け訓練ができる施設を設ける。

また、これまで非公開だった運航乗務員用のシミュレーターや客室乗務員用のモックアップなどの施設を一般に公開し、安全への取り組みなどの紹介、シート等のプロダクトなどを展示するエリアも設置する。

7月に着工し、2020年3月にも供用を開始する予定。

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