ガイアナ全土に危険度「レベル1」発出、外国人が標的の強盗事件多発

外務省は、ガイアナ全土に、危険度「レベル1(十分注意してください。)」を新たに発出した。

ガイアナでは殺人や強盗などの凶悪犯罪が多発し、人口80万人程度の国としては犯罪発生率が高く、2015年には1,458件の強盗事件が発生。日本人を含む外国人がターゲットとなる事件も急増している。違法銃器がまん延しており、強盗事件の半数以上で銃器、8割以上で刃物を含む凶器が用いられているほか、集団強盗も多く、警察署やテレビ局が襲撃されるといった大きな事件も発生している。

グループで行動していても被害に遭う事例が多く、被害者が複数に上る事件が多発している。昼夜を問わず、都心部、住宅地、観光地など様々な場所で犯行に及び、2016年にはイギリス人とブラジル人が強盗目的で殺害されている。日本人の強盗被害は、2015年はなかったものの、2016年は4件発生。2017年は2月には日本人グループが被害に遭っている。

外務省やガイアナを管轄するトリニダード・トバゴ日本国大使館では、情勢を十分に認識し、誘拐、脅迫、テロなどに遭ったり、巻き込まれないよう、海外安全情報や報道等で最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけるよう呼びかけている。

詳細はこちら