麻しん患者、伊丹空港を利用 症状が出た場合は医療機関の受診呼びかけ

関西エアポートは2月23日、麻しん(はしか)患者が、2月17日に伊丹空港を利用していたとして、同日の利用者に対して、症状が出た場合には医療機関を受診するよう呼びかけている。

福岡県保健医療介護部からの情報提供に基づくもので、患者は30代の男性で、2月17日、ANA1672便で福岡空港から伊丹空港に午前8時15分頃に到着したという。利用時は症状の出現前だったものの、2月15日に発熱があったことから医療機関を受診。2月18日にも受診していたものの麻しんとは診断されていなかった。

麻しんに感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れる。2日から3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現する。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いという。