WILLER EXPRESS、バス車両で路面評価検証を実施 路面状況を収集し運転技術や安全性向上に活用へ

WILLER EXPRESS

WILLER EXPRESS JAPAN(ウィラーエクスプレスジャパン)と富士通交通・道路データサービスは、高速バス「WILLER EXPRESS(ウィラーエクスプレス)」で、富士通交通・道路データサービスの「道路パトロール支援サービス」を試用したバス路線の路面評価検証を、2016年10月から11月にかけて実施した。

「道路パトロール支援サービス」は2013年より提供しているサービスで、簡便に路面状況を把握できることから、全国10以上の自治体で採用されている。

バス車両に搭載したスマートフォンの加速度センサーが自動的に路面の凹凸や段差の情報を収集し、路面状況を診断するもので、検証では同一車両、同一路線で計4回の走行データの収集を行い、100メートル単位の評価区間を設定し、振動レベルを5段階に分けて各回の路面評価結果を比較した。走行車線の違いなどにより評価結果に大きな差異が発生した区間は、全体約4,000区間中100区間程度で、9割以上の区間において同等の路面評価ができていることがわかった。

路面状態の見える化により、業務経験年数に関係なく各路線の走行注意地点を把握することが可能となることから、乗務員の運転技術や利用者の安心・安全性の向上に活用することを企画検討する。

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