東京都、旅行会員権のマルチ販売でリゾネットに業務停止命令

リゾネット

東京都は、旅行などの会員権の連鎖販売(マルチ商法)を行っているリゾネットに対して、3ヶ月間の業務停止を命じた。

勧誘者は「お茶しませんか。」などと呼び出した消費者に、旅行に安く行くことができる、収入も得られるなどと書かれた書面を読ませて説明会に誘い出し、消費者が断っても複数の会員が執拗に勧誘して、連鎖販売契約を締結させていた。契約者は登録費や入会金のほかに数万円の月会費も徴収されていた。リゾネットのホームページによると、全国約18カ所に自社施設を有しており、一泊1,620円で利用できるという。

東京都によると、都内での相談件数は平成24年度には3件だったところ、平成28年度には213件に急増している。契約者の平均年齢は約30歳で、平均契約額は171,308円だった。

リゾネットは2006年に設立、1982年に創業。資本金は5,000万円。東京都に対して第3種旅行業の登録を行っている。会員数は2016年9月末現在で、都内に3,823人。

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