南部バス、岩手県北自動車に全事業を譲渡 全路線引き継ぎへ

南部バス

南部バスは、みちのりホールディングス傘下の岩手県北自動車に全事業を譲渡する。2016年12月28日付けで契約を締結した。

1月10日に青森・八戸市内で債権者説明会を開催しており、11日には債権者意見聴取期日を迎える。2月15日を目処に事業譲渡契約を実行する計画で、全ての路線バス、コミュニティバス、高速バスの運行は岩手県北自動車が引き継ぎ、運行を継続する。

南部バスは2016年11月28日に民事再生手続きの申立てを東京地方裁判所に行い、受理された。東京商工リサーチによると、負債総額は約26億円。南部バスは五戸電気鉄道として1926年に設立。資本金は4億5,000万円、従業員数は2016年4月現在で248名。路線バスのほか、貸切バス、東京や仙台、盛岡を結ぶ高速バスも運行している。

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