オーストリア航空、きょう運航便で日本撤退 不採算路線削減で

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オーストリア航空は、東京/成田〜ウィーン線をきょう9月4日東京/成田発をもって撤退する。ボーイング777-200ER型機で毎日運航していた。

オーストリア航空は1989年に東京/成田に就航し、27年に渡って運航してきた。東京/成田線は円安や競争激化などの理由で不採算路線だったとしている。予約客へはオーストリア航空コールセンターまで問い合わせるよう呼びかけている。東京/成田とヨーロッパを結ぶ路線の撤退は、2015年2月のヴァージン・アトランティック航空の東京/成田〜ロンドン/ヒースロー線以来。最終便となる、ウィーンを9月3日に出発するOS51便は、定刻より1時間25分遅れの午後1時20分に東京/成田に到着する見込み。

オーストリア航空は、4月4日より上海/浦東線に週5便を就航、需要が大きいため5月1日からは毎日運航に切り替える。また、9月5日からは香港〜ウィーン線に就航する。

オーストリア航空はルフトハンザ・ドイツ航空傘下の航空会社で、スターアライアンスに加盟。全日本空輸(ANA)とは共同事業を行っている。今後はANAのほか、ルフトハンザ・ドイツ航空やスイスインターナショナルエアラインズなどの路線網を通じ、スターアライアンスを利用した日本からのアクセスは維持される。

■ダイヤ
OS52 東京/成田(13:45)〜ウィーン(18:45)
OZ51 ウィーン(17:50)〜東京/成田(11:55+1)

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