JAL、東京/羽田~マニラ線開設 ビジネス客にも「羽田の地の利」

日本航空(JAL)はきょう2月1日、東京/羽田~マニラ線を開設した。ボーイング737-800型機を使用し、1日1往復を運航する。1日2往復を運航している東京/成田〜マニラ線と合わせ、同社の首都圏とマニラとを結ぶ路線は3往復となる。

今般開設した東京/羽田~マニラ線は双方向ともに深夜出発、早朝到着のスケジュールとなっており、日本国内34空港から同日乗り継ぎが可能。また、東京/成田発着便と組み合わせることで、柔軟な日程を組むことができるようになった。

同社の屋敷和子・東京空港支店長は、「日本発のビジネス客にも羽田の地の利を利用していただきたい。また、羽田の国内線ネットワークを使うことで、首都圏からだけでなく地方都市からも利用していただける」と売り込む。さらに、「成田線と合わせることで選択肢が広がる。そうしたことで東京〜マニラ線での先行性を高めていきたい」と意気込みを示している。

初便のJL77便の出発に合わせ、羽田空港112番搭乗口前では就航記念式典が開催された。この式典には屋敷支店長のほか、国土交通省東京航空局の森本園子・東京国際空港長、東京国際空港ターミナルの國分博人・常務取締役、駐日フィリピン共和国大使館のエデゥアルド M.メニュエス次席大使が参加。

メニュエス次席大使は、「今回の就航で、両国のツーウェイツーリズム、ビジネスが更に成長することを期待している。日本人観光客はビザ不要で30日間の滞在が可能。より多くの方にフィリピンに来ていただけるように願っている」と歓迎した。

また、同便の田伏隆興機長もあいさつに立ち、搭乗を待つ利用客らを前に航路上の気象状況を説明。

さらに、東京外国語大学のフィリピン民族舞踊団が「パストーレス・デ・タリサイ」と呼ばれる祝いのダンスを披露し、就航に花を添えた。

搭乗が始まると、地上係員らが利用客にトートバッグや文房具などの記念品を手渡した。

▲記念品の搭乗証、トートバッグ、ノート、ボールペン、サンクスカード、マニラガイドブック・マップ。

▲出発に際してコックピットから手を振る田伏機長ら。

初便の搭乗者数は108人(ほか幼児1人)だった。

■ダイヤ
JL77 東京/羽田(00:05)〜マニラ(03:55)
JL78 マニラ(23:50)〜東京/羽田(04:55+1)