藤田観光、「箱根ホテル小涌園」の営業を来年1月10日で終了

藤田観光は、2018年1月10日をもって「箱根ホテル小涌園」の営業を終了する。

藤田観光は1948年にリゾート事業を開始し、箱根エリア一帯では旅館や日帰り温浴施設の営業を行っている。「箱根ホテル小涌園」は1959年に開業。老朽化を考慮して営業終了を決めた。

箱根エリアでは、2016年3月に宿泊特化型旅館「美山楓林(みやまふうりん)」を開業し、国登録有形文化財建築物にも指定されている「貴賓館」と「迎賓館」をそれぞれレストランとして開業している。4月20日には新たな旗艦施設となる、全室温泉露天風呂付きの旅館「箱根小涌園 天悠(てんゆう)」を開業するほか、2015年に取得した「蓬莱園(ほうらいえん)」での高級宿泊施設の開発を検討する。

藤田観光は2015年から2019年までの中期経営計画の基本方針の1つとして箱根地区の再開発を進めており、付加価値の高い商品とサービスを提供する。