トランスアジア航空、解散を正式決定

トランスアジア航空

台湾のトランスアジア航空は、1月11日に臨時株主総会を開き、解散することを正式に決定した。今後、精算手続きを行う方針。

2014年7月の緊急着陸失敗事故、2015年2月の墜落事故により財務状況が悪化したことから、11月22日より全面的に運航を停止していた。一時は台湾の遠東航空の買収案が報じられ、1,700名以上の社員のうち1,000名程度を再雇用する方針も伝えられていたものの、実現しなかった。トランスアジア航空が運航していた機材のうち、リース機は全て返却されており、購入機は運航できないまま駐機されている。利用者からの航空券の払い戻し申請は1月20日まで受け付けている。

トランスアジア航空は1951年に台湾初の民間航空会社として設立。2013年には格安航空会社(LCC)のVエアの前身となる会社を設立し、2014年末に運航を開始。2016年9月に運航を停止していた。

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