トランスアジア航空、あす何らかの説明へ 全便の運航を停止

トランスアジア航空

台湾のトランスアジア航空は11月21日、あす22日、全便の運航を停止すると発表した。トランスアジア航空は声明で、22日に取締役暫定委員会を行った後、何らかの説明を行うとしている。

現地報道によると、民用航空局の許可を得ずに運航を停止した場合、60万台湾ドルから300万台湾ドルの罰金が課される可能性がある。トランスアジア航空は2014年7月の緊急着陸失敗事故、2015年2月の墜落事故で顧客離れが指摘されていたほか、傘下の格安航空会社(LCC)であるVエアの大幅な債務超過も経営悪化に拍車をかけていた。

トランスアジア航空は1951年、台湾初の民間航空会社として台北で設立。台北/桃園、台北/松山、高雄、台中、花蓮、大阪/関西、東京/成田、札幌/千歳、函館、旭川、仙台、福岡、上海/浦東、上海/虹橋、徐州、長沙、武漢、天津、合肥、重慶、杭州、福州、厦門、南寧、張家界、無錫、マカオ、済州、釜山、シェムリアップ、チェンマイ、バンコクに就航もしくは就航を予定している。2013年にはVエアの前身となる会社を設立し、2014年末に運航を開始したものの、今年9月に運航を停止し、1年間の休業期間に入っている。

トランスアジア航空日本支社へコメントを求めたものの、営業時間外で得ることができなかった。

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