ブータン政府観光局、「親善オファー」で日本人観光客数が大幅飛躍 公定料金撤廃などが後押し

ブータン政府観光局

ブータン政府観光局日本事務所によると、「外交樹立30周年記念ブータン・日本親善オファー」によってブータンを訪れた日本人観光客数は、対象となった6月から8月の3ヶ月間だけで、2015年の1年間の渡航者数を大幅に上回る結果となったことがわかった。

オフシーズンである6月から8月までの3ヶ月間、ブータンへ渡航する日本国籍者を対象に、1泊200米ドルの宿泊料の最低公定料金を撤廃し、1泊につき65米ドルの内国税と旅行実費のみで旅行が可能としたほか、ドゥルックエアーとブータンエアラインズのエコノミークラス運賃をを50%割引、ホテルは最大50%割引で提供した。2015年の日本人のブータンへの渡航者数は2437名で、2016年6月から8月の3ヶ月間の渡航者数は3,346名となった。前年同期は625名だった。

日本人旅行者170名を対象に、パロ国際空港で行った調査では、親善オファーをブータン渡航の理由にしたと回答したのは約80%となった。宿泊施設、食事、交通、ガイド、サービスの質などは良いと評価されましたが、ショッピング、インフラが悪いと評価され、ATM不足とクレジットカード設備の不十分さも問題として挙げられた。