羽田空港に外資系ホテルなど3つのホテル、2020年開業へ 住友不動産ら選定

HND

国土交通省航空局は、羽田空港跡地第2ゾーンの開発で、選定された住友不動産・東京国際空港プロジェクトチームの提案概要を公表した。

日本最大級となるエアポートホテルと複合業務施設を2020年6月までに全面開業する計画。ラグジュアリー、ハイグレード、スタンダードの3つのホテルで構成され、それぞれ154室、644室、906室の合わせて1,704室となる、さらに約250室の増室が可能となる。車いすや盲導犬利用者に対応した客室も設けている。ハイグレードとスタンダートホテルは住友不動産ヴィラフォンテーヌが運営し、ラグジュアリーホテルは外資系ホテルブランドを誘致する。

講評では、飲食や物販施設は充分な広さではなく、ピーク時には混雑の発生が懸念された。また、ランナー向け施設として更衣室やシャワーの整備、東京湾クルーズ、約600名が収容可能なバンケットルームのほか、24時間4ヶ国語に対応する「おもてなしセンター」の計画も盛り込まれた。国際線ターミナルや国内線ターミナルなどとは、バスで結ばれる。

基本協定の締結は7月を予定し、事業協定・国有財産定期借地権設定契約書の締結は9月頃を予定。貸付は2018年4月から50年間となる見込み。