「肉フェス」の食中毒、福岡会場でも 108名が発症

肉フェス

福岡市中央区保健福祉センターは、4月29日から5月8日まで福岡市中央区の舞鶴公園西広場特設会場で開催されたイベント、「肉フェス FUKUOKA 2016」で発生した食中毒で、「ハーブチキンささみ寿司」を原因とする食中毒と断定したと発表した。

5月16日現在、発症したとの報告があったのは「鶏のささみ寿司」「鶏むね肉のたたき寿司」を食べた108名で、うち69名が医療機関を受診した。症状は腹痛、下痢、発熱だった。有症者の便34検体のうち24検体、施設従業員の便7検体のうち3検体、保存食9検体のうち2検体からカンピロバクターが検出された。摂食者数は判明分だけで175名。

中央区保健福祉センターは、主催するAATJに勧告書を交付し、再発防止のための厳重注意指導を行った。6月15日までに改善報告書を提出する。

既にFood Nations実行委員会事務局とAATJは、5月19日から22日まで福島・白河市の白河駅前イベント広場で開催を予定していた「肉フェスツアー 2016 福島」を中止することを決めている。

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