1位の東京を下した地域とは? 2016年GW国内旅行動向 じゃらん調査

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リクルートライフスタイルは、じゃらんnet上におけるゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月8日)の宿泊予約状況と国内旅行に関するアンケート結果よる国内旅行の動向についてを取りまとめ、公表した。

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最初に、今年のゴールデンウィークに旅行を計画している人に旅行先について聞いたところ、89%が国内、11%が海外と、9割近くの人が国内旅行へ行くという結果となった。今年のゴールデンウィークは、有給を利用すると最大10連休となり遠距離の旅行へ行きやすくなるものの、そうは言っても国内旅行へ行く人が大半を占めている。

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次に、今年のゴールデンウィークの連休は最大何連休の予定かも合わせて聞いたところ、一番多いのは3連休となった。10連休の休みが取れる人も15%近くいる予定で、連休ではない人はあまりいない結果に。連休以上の休みを取れる人は多くいるようだ。

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じゃらん.netにおける予約状況を見ると、最初の3連休が多い一方で、次の3連休は3日に宿泊予約が集中している。後半に連れて宿泊予約が少なくなっており、1泊の旅行なら最後の土日に行くのがおすすめ。

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ゴールデンウィーク期間の旅行に関して、交通手段を尋ねたところ、ガソリン価格が前年と比べると落ちていることから、クルマを利用する人が50%を超えている。また、観光列車は4.7%が回答。少数ではあるが、毎年各地でさまざまな観光列車が運行開始することを受け、旅行者が交通手段や旅行の目的として選択することが考えられる。

最後に、じゃらんにおける宿泊予約件数からゴールデンウィーク期間の人気旅行先・前年比増加率ランキングが公表されているので見てみると、人気旅行先ランキングでは、北海道新幹線開業で注目が集まっている北海道が、昨年1位の東京を抑え1位となった。その他の順位は、福岡県が昨年11位からアップしているものの大きな顔ぶれは変わらない結果に。福岡県については、4月24日に東九州自動車道の椎田南IC~豊前IC間が開通するという一因もありそうだ。

前年比増加ランキングでは、前年比76%増で宮城県がランクイン。東日本大震災から5年が経つ宮城県では、各商業施設・観光スポットの相次ぐオープンや仙台駅のリニューアルに伴い、観光地として賑わいを見せている。また、現在放送中のNHK大河ドラマの真田家ゆかりの地としても人気を博しており、昨年以上に旅行者から支持を集めた模様だ。

■人気旅行先ランキングトップ10(括弧内は前年の順位)
1位:北海道(2)
2位:東京都(1)
3位:沖縄県(3)
4位:千葉県(5)
5位:大阪府(4)
6位:静岡県(6)
7位:長野県(8)
8位:福岡県(11)
9位:神奈川県(7)
10位:京都府(9)

■前年比増加率ランキング(括弧内は増加率)
1位:宮城県(176%)
2位:茨城県(164%)
3位:愛知県(154%)
4位:広島県(153%)
5位:徳島県(152%)
6位:愛媛県(151%)
7位:福岡県(149%)
8位:福井県(147%)
9位:富山県(145%)
10位:岡山県(143%)

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