仁川空港リニア、火災で一時運転中断 16回の試験運転で異常なく通常運転に

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韓国・仁川国際空港と周辺の6.1キロを結ぶリニアモーターカー、仁川空港磁気浮上鉄道で2月23日に火災が発生した。朝鮮日報が報じている。

韓国国土交通部によると、火災が発生したのは終着駅の龍游駅と車両基地の間の区間で、電力供給用ケーブルが燃えた。消防隊によって約10分後に消し止められたものの、線路への電力供給が止まったため、運行中の列車が立ち往生。乗客約20人は非常用通路を歩いて龍游駅まで移動した。

国土交通部は事故原因について、「調査中。事故の原因を徹底的に分析し、根本的な対策を行うことで同様の事故が再発しないようにする。」と説明しており、16回の試験運転を実施したところ異常は見つからなかったことから、24日午前から通常通りの運転に戻した。

仁川空港磁気浮上鉄道は仁川交通公社が運営しており、今月3日に開業したばかり。営業運転開始直後には、制限速度オーバーで列車が急停止するトラブルが発生している。世界では、愛知高速交通の「リニモ」、上海トランスラピッドなどもリニア技術を実用化している。

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