エクスペディア、名古屋支店開設 東海地方の予約件数を前年比3倍に

エクスペディアは、外資系オンライン旅行会社(OTA)として初となる名古屋支社を開設した。

エクスペディアの調べでは、2015年1月から9月の日本でのインバウンド伸び率は前年比187%増、アジアだけに絞ると円安や格安航空会社(LCC)の増便が要因となり、同233%増となっている。また、名古屋に絞ると同183%増、東海地方では同186%増と高い伸び率を記録している。

名古屋支社を開設した理由としては、エアアジア・ジャパンの新規就航やジェットスター・ジャパンの台北/桃園線開設などの中部国際空港へ就航する航空会社の増加や、東京や京都、大阪へのアクセスの中心となっていること、宿泊単価の低さと成長余地のある稼働率を挙げた。観光庁の調べによる宿泊稼働率は、東京が82%、大阪が81%であるところ、名古屋は67%と余裕があるほか、1泊の平均料金も東京や大阪と比べて数千円安い。

エクスペディアでは、2016年度の名古屋での予約件数を昨年対比2倍、東海での予約件数を同3倍にするほか、カプセルホテルや旅館、ゲストハウスなどのホテル以外の宿泊形態の宿を増やすことを目標としている。

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