ヴィスタラとJAL、包括的業務提携に向けて検討開始

ヴィスタラ

日本航空(JAL)とシンガポール航空とタタ・サンズが合同で出資しているインドのVistara(ヴィスタラ)は、包括的業務提携に向けた検討を開始することで合意したと発表した。

ヴィスタラは、エア・システムを日本地区総代理店(GSA)に指名しており、日本からのビジネス需要を取り込む方針を明らかにしていた。ヴィスタラのピー・テック・ヨー最高経営責任者(CEO)は、「日本は世界で最も急速に成長している旅行市場であり、またインドへのビジネスやレジャー旅行の重要な渡航者でもあります。現在日本からの渡航者の殆どは東京や大阪などの都市からのお客様となる。将来的には日本航空などのオンラインフルサービスキャリアとのコードシェア締結の可能性も視野に入れております。」と、日本市場進出の重要性を強調していた。

JALは東京/成田〜デリー線に就航しており、主にインド国内ネットワークの拡充を目指す方針。一方の全日本空輸(ANA)は、ジェットエアウェイズと共同運航を行うほか、エア・インディアとマイレージで提携を行っており、JALは遅れをとっていた。

ヴィスタラは、2015年1月にインド国内線に就航。10月21日にはバラナシに就航を開始し、インド12都市を週293便で結んでいる。今後数ヶ月のうちに、インディラ・ガンジー国際空港に専用ラウンジをオープンし、新機材の増加、既存路線の増便、機内Wi-Fiで個人のデバイスにダウンロードできる機内エンターテイメント(IFE)の導入などを行う見通し。

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